いつの時代のどこの国の話だかは存じませんが、無実な囚人3人が意地悪な王様の前に連れてこられました。
意地悪な王様は、椅子を3つ用意し、丸く並べて囚人たちを座らせました。
その上で、それぞれの囚人が自分の帽子の色を確認できない状態で帽子をかぶせました。
そして、1人でも自分の帽子の色を当てることができたら全員解放、でも1人でも間違えたり、全員が無回答ならば全員処刑すると言いました。

• 無実な囚人Aは囚人Bと囚人Cの帽子の色しか見えません。
• 無実な囚人Bは囚人Aと囚人Cの帽子の色しか見えません。
• 無実な囚人Cは囚人Aと囚人Bの帽子の色しか見えません。

王様はまず囚人Aに帽子の色を聞きました。
しかし、囚人Aは「わかりません」としか答えられませんでした。
次に王様は囚人Bに帽子の色を聞きました。
しかし、囚人Bは「わかりません」としか答えられませんでした。
続いて王様は囚人Cに帽子の色を聞きました。
囚人Cは見事に自分の帽子の色を答えられました。